2014年の調査で、25歳以上の男女に
「もしあなたが何かトラブルを抱え、弁護士に法律相談をしたいと考えた場合にどのような手段で弁護士を探しますか？」
といったアンケートをとったところ、約54.3％がインターネットで探すと答えました。
ひと昔前までは、タウンページや紹介などがほとんどでしたが、パソコンが普及し、誰でも気軽に検索できる今は、インターネットからいろいろな弁護士事務所のホームページを閲覧、比較し自分の悩みを解決してくれそうな弁護士さんを探しています。
また、昨今20代のスマートフォンの利用率が94％となり、自宅にいなくても、どこでもインターネットを利用しホームページがみれる時代になってきました。
そんな中、googleは2014年以降スマートフォンを重要視し、2015年にはモバイルフレンドリーという方針を打ち出し、サイトのスマホ最適化を推奨しています。
その影響も強く、ホームページのスマートフォン対応を進める企業も急激に増加し、スマホで閲覧した時にとても見やすいホームページが増えてきました。
この流れは、今後も加速しスマホからのアクセスの増加が見込まれますので、スマホで見やすい画面構成など、スマホ最適化が必要です。
デザインを凝ったところで、内容のないホームページでは、ユーザー（潜在依頼人）を惹きつけることは難しいです。
お金をかけるのであれば、デザインではなく内容にお金をかけたほうがいいでしょう。
内容と言っても制作側が満足する内容ではなく、お客様が満足できる内容を書いていく必要があります。
その一つとして、読む人の立場になって文章を書いていきましょう。
いくつかの弁護士先生のホームページでは、「弁護士紹介」や「取扱分野」などありきたりなコンテンツが記載されているだけで、ユーザーにとっては、弁護士先生の経歴や専門分野などを見てもいまいち自分の悩んでいる問題と照らし合わせることができず、なかなかイメージが湧かないといったことがあります。
その中で何かトラブルに巻き込まれ弁護士を探している依頼者様の立場になって書かれているホームページがあれば、 自然とユーザーの目に止まります。
あるい1は、実際にあった解決事例をわかりやすくホームページに記載することによって、「こういうふうに解決してもらえるのか？」というような具体的なイメージをユーザーにイメージしてもらうことも有効です。
お客様はコンテンツの充実の他に料金についても気にされています。
人生の中で法律事務所に依頼をする機会はなかなか無いのが一般的です。なので大半のお客様は弁護士費用を気にしています。
相談料や着手金など一般の方に費用を明示することで「いくら費用がかかるのかわからなくて不安」といったお客さんの心配を解消していきます。
弁護士紹介の経歴や専門分野などを見てもいまいち自分の悩んでいる問題と照らし合わせることができず、なかなかイメージが湧かないといったことがあります。
そんな時は、実際にあった解決事例をわかりやすくホームページに記載することによって、「実際に相談しても解決しないんじゃないか」といった不安を解消しましょう。
もちろん入り口を広くすることによって、質の悪い問い合わせや相談などが増えてきます。
質の悪い問い合わせには答えないくらいのスタンスでいたほうがいいかもしれません。
しかし、30件お問い合わせが入れば、そのうちの半分ほどはまともな相談が入ってきます。
すべてが委任に繋がるのはむづかしいことですが、5件に1件契約につながれば無料相談は成功と言えるでしょう。
最近では、法律事務所に属していながら個々に個別の独自ドメインを取得し、オリジナルホームページを作る弁護士さんが増えてきました。
なぜなら、依頼者は優秀な事務所ではなく、優秀な弁護士を探しています。
依頼者は事務所に相談するのではなく弁護士個人に相談します。そうなった時に、いくら優秀な事務所だからといって、必ずしも優秀な弁護士に当たるとは限りません。
近年、ユーザーが求める情報は、弁護士個人がどのような解決をしてきたか、どれだけ自分の悩みを解決してくれるかなのです。
そうなった時、事務所の移籍や独立に関係なく、自分をアピールでき、なおかつ移籍しても経歴が増えるばかりではなく、解決事例などを載せていくことにより、より依頼者に安心感を与えることができ弁護士個人のホームページはとても有効的といえます。
